院長ブログ

2014年5月18日 日曜日

歯科用切削器具の滅菌について

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140517-00050167-yom-soci

今日のヤフーニュースにこんな衝撃なニュースがありました。
いわゆる歯を削るためのタービンと言われる道具の事です。

このタービンはエアータービンと言って簡単に言うと風の力でタービンを
回しています。その回転数は1分間に約40万回転。このくらいの回転数
がないと歯を削れないのです。そしてタービンは回転が止まる時に
サックバック!?(言葉の記憶が曖昧ですが)といって少し陰圧になり
タービンの内部に口腔内の唾液や血液が入り込むと言われています。
ですのでこのタービン類の滅菌も記事にあるように必須なのです。

しかし日本では保険診療というしばりがあります。保険診療はどうしても
患者さんの数をたくさん診ないと収入を得られません。海外のように
保険診療がなく自費診療のみであれば1日に10人程度診れば十分生活
できますが日本では1日10人程度の診療では生活するのはきついと
思います。つまりたくさんの患者さんの治療をするためにはタービン類
をたくさん用意する必要があるのです。

しかしこのエアータービン安い機械ではなく1本10万近くしますので
そんなにたくさん用意できない現状もあります。しかも毎日使うので
故障したり買い替えたりとそう長くもつ様な機械ではありません。

さらに滅菌も通常のオートクレーブという滅菌器では30分近くかかって
しまうので1本使って30分間滅菌していては診療できません。
さらに精密機器であるタービンはオイルさしなどもしないとすぐに
故障してしまいます。

ですのでこの記事にあるようにタービンは使い回している医院が多いのが
現状です。もちろん削るためのバーは患者ごとに交換してると思います。


うちの医院はどうしてるかというとこのタービン類専用の滅菌器
を使っています。その名も「ダックユニバーサル」

この機械タービンを注油、滅菌、乾燥を全自動でなんと10分程度で
やってくれるのです。10分程度なのでタービンの本数をある程度
そろえておけばどんどん滅菌して患者さんに使う事ができます。
なのでうちの医院では患者さんに使用したタービン類は必ずこのダック
にかけて滅菌してその後使用します。

開院時から使ってますが開院する時に導入するかは悩みました。
この機械を入れたから患者さんが増えるかと言えばそんなことは
ないし、滅菌をしっかりやったから保険点数が増えるかと言えば
そんなことありません。CTやレントゲンなどと違いタービンの
滅菌は患者さんに見えません。変な話滅菌している風にみせる事も
できます。

このダックもかなり高価な機器で軽自動車程度であれば買えてしまう
値段です。でも自分の家族やスタッフにも安心して通う事ができる
医院を作りたかったので高価な機器ですが購入しました。

やはり他の人に使用したタービン、さらに血液などが入ってしまって
るかもしれない、もしかすると肝炎やHIVの感染の危険性もある
のです。滅菌はお金にはなりませんが安全、安心をしっかりと確立
できるようにこれからも頑張っていきたいと思います。



投稿者 左京山歯科クリニック

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